2025年本紙の紙面

2025年1月1日

■戦後80年多角的に報道

来年は終戦から80年になります。戦争末期、鹿児島は本土決戦の最前線とみられていました。日米開戦から戦火の拡大、終戦に至るまで郷土と戦争の関わりを掘り下げます。戦意高揚の一端を担った新聞報道の過去も忘れてはなりません。折しも政府は南西諸島の防衛力強化を掲げ、馬毛島で自衛隊基地建設、奄美で部隊の増強を推し進めています。戦争への備えを強める「新しい戦前」に警鐘を鳴らし、連載や特集記事で多角的に戦後80年の歩みを報道します。
 

■川内原発を考える

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福島第1原発事故後の規制基準の下、川内原発が全国で初めて運転を再開したのは2015年。再稼働から10年となる来年は2号機の40年運転期限と重なり、1号機同様に運用が延長される見通しです。次期エネルギー基本計画の原案は原発の最大限活用をうたい、建て替え要件の緩和を打ち出しました。凍結状態にある3号機増設計画の行方に注目が集まっています。安全性はもとより再生可能エネルギーの現状を交え、電力需給の将来を考えます。


 

■2面に連載エッセー

南日本文学賞大賞を受賞した永田祥二さん(鹿児島市在住)の「鹿児島つれづれ小咄(こばなし)」が1日から始まります。日常生活のさまざまな話題を季節を織り交ぜながらつづるエッセーです。「尚古集成館の至宝」「黎明館の至宝」の後企画で、毎日掲載します。


 

■クイズ欄を充実

土曜日の「クイズボックス」に加え、木曜日のオセモコ面にコーナーを新設します。土曜日は「数独」「漢字パズル」のほか、週替わりで「ニュースクロスワード」と「間違い探し」を掲載。木曜日には「四角に切れ」と「スリザーリンク」が登場します。脳トレに役立ててください。


 

■「時言」を再開

共同通信の論説委員、編集委員が世相やニュースを切り取るコラム「時言」の掲載をひろば欄で再開します。本社論説委員が執筆する社説と合わせ、国内外の諸課題に対する多様な見方に触れてください。