働きぶりを知る - 編集局運動部 木下瑛司

選手の声、心伝える

これまでのキャリア
2017年 編集局写真部
2021年 奄美総局
2024年 編集局運動部
現在の仕事
 「準優勝って本当はすごいんですよね。でも優勝できる力があると思ってたから悔しさが強い」。夏にあった全国高校総体(インターハイ)。さまざまな競技を取材して、選手や指導者からこんな言葉を聞きました。
 Jリーグの鹿児島ユナイテッドFCやバスケットボールBリーグの鹿児島レブナイズなどプロチームや高校生スポーツの取材現場が今の職場。新たな歴史が生まれる瞬間に立ち会うことがあれば、逆に鹿児島県関係の選手が敗れ去る場面もあります。
 試合の結果だけでなく、こうした場面で発せられる選手たちの声を聞き、栄光への道のりや挫折からどう立ち上がっていくのかを伝えることが今の仕事だと感じています。
 冒頭の発言を聞き、インターハイでは準優勝をたたえつつ、その悔しさをしっかり示せるように心がけて原稿を執筆しました。「あのシュート価値は」「この1点差にどんな意味があるのか」。少しでも選手の心情やワンプレーの背景が読者に伝わればうれしく思います。
仕事のやりがい
 自分がこれまで取り組んできた競技以外にも、さまざまなスポーツを扱います。そしてプロアスリートや部活に汗を流す選手に直接話を聞くことができるのが魅力です。各競技のルールやプロリーグの仕組みなど幅広く勉強する必要がありますが、知識が増えるのは楽しいです。日常的に取材や練習を観戦し、そのスポーツの奥深さも知ることができます。
記者を志す人へのメッセージ
 「朝から晩まで仕事」「休みが取りにくい」と記者職にはきつい印象を持つ人は多いのではないでしょうか。しかし、取材内容や勤務時間など自分で決められることも多いです。自分の場合は、朝に子どもを幼稚園に送り、園の行事に参加したり、家事を終わらせたりしてから仕事に向かいます。
 2人目の子どもの誕生に合わせ、3カ月の育休も取りました。繁忙期が重なり、自分の仕事を誰に託すのかなど不安はありましたが、事前に相談することで会社や職場の仲間が人員やカバー体制を整えてくれました。子育てに向き合うことができ、感謝しかありません。
 誰でも仕事に慣れるまで不安は大きいはず。だがこの職場は仕事とプライベートのバランスが工夫次第で取りやすい環境になっていると思います。一緒に協力していい新聞をつくりましょう!
ある1日のスケジュール
  • 7:30

    起床

  • 8:30

    子どもを幼稚園へ送る

  • 12:00

    家で昼食

  • 14:00

    出社。取材準備や残っている原稿を執筆。

  • 16:00

    白波スタジアムで取材

  • 19:00

    鹿児島ユナイテッドFCの試合開始

  • 21:00

    試合終了。監督、選手を取材後、急いで原稿執筆。帰社して原稿を確認し退社。

  • 0:00

    就寝

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