南日本新聞 動画 http://373news.com/_mov/index.php
宇宙航空研究開発機構(宇宙機構)と三菱重工業は2009年9月11日午前2時1分、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を補給する無人補給船「HTV」を搭載した新型ロケット「H2B」初号機を種子島宇宙センター(南種子町)から打ち上げた。順調に飛行し、約15分後にHTVを分離、所定の軌道に投入し、打ち上げは成功した。
宇宙ステーションと軌道を合わせるため、未明の打ち上げとなった。
HTVは、日本初の宇宙物資補給船で全長10メートル、直径4.4メートル、重量10.5トン。ISSに滞在する宇宙飛行士の飲食物や観測装置計約4.5トンを搭載した。宇宙機構の筑波宇宙センター(茨城県つくば市)の指令を受けながら、18日午前にもISSにドッキングする。
H2Bは、HTVを運ぶために基幹ロケット「H2A」のメーンエンジンを2基同時に燃焼させる「クラスタ化」を導入、打ち上げ能力を約1.4倍増強した。