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約3億キロ離れた小惑星「イトカワ」の微粒子を持ち帰った探査機「はやぶさ」のカプセルが4日、"母港"の内之浦宇宙空間観測所(肝付町)で公開された。世界で初めて月以外の天体の微粒子を持ち帰った功績をたたえるように、多くの家族連れや天文ファンらが詰めかけた。5日まで。無料。
直径約30センチのカプセルや、大気圏突入時にカプセルを高熱から守り、黒く焦げた跡が残るシールドなど6点を展示。来場者は、宇宙の長旅に耐えた機器に見入っていた。
はやぶさは2003年5月、M5ロケットで打ち上げられた。通信やエンジンのトラブルに相次いで見舞われたが、開発陣の工夫で乗り越え、今年6月に地球に帰還。11月には、持ち帰った微粒子がイトカワのものと判明した。(南日本新聞)