JR吉松駅のSL 汽笛復活/鹿児島 2009年4月22日

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 鹿児島県湧水町の肥薩線開業百周年記念事業実行委員会は2009年4月25日から、JR吉松駅前に保存されている蒸気機関車(SL)「C55―52」の汽笛を復元、定期吹鳴を始める。21日に関係者が試験を行い、SL独特の哀感ある音色が鳴り響いた。
 熊本―人吉間(鹿児島、肥薩線)にSLがひく観光列車「SL人吉」が運行されるのに合わせた。SL効果で人吉に来る観光客を湧水町まで呼び込むのが狙い。定期吹鳴は午前11時―午後3時の間、観光列車「はやとの風」などの到着時に4回行い、観光客にも限定で係員立ち会いの下、鳴らしてもらう。
 汽笛吹鳴は、旧国鉄吉松機関区OBでつくる吉松機関区退職者友愛会(柿木幹夫会長)が、昨年9月から取り組んだ。蒸気の代わりに空気コンプレッサーを使い、圧搾空気で汽笛を鳴らす。町も専用のコンプレッサーを配置するなど支援した。(南日本新聞)

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