米軍の魚雷攻撃で3700人が犠牲となった「富山丸」。沈没海域の徳之島での海上慰霊祭は今年で最後。地元との交流の様子など、遺族の現地での様子を追った。

太平洋戦争中の1944年、鹿児島県徳之島町亀徳沖で米軍の魚雷攻撃を受け約3700人が犠牲となった輸送船「富山丸」の海上慰霊祭が4月17日、沈没海域であった。60年以上続いた慰霊祭は、遺族の高齢化などを理由に沈没80年の今年で最後。全国の遺族会から74人が駆け付け、海に眠る家族らに花を手向け、冥福を祈った。

日間ランキング >