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白鳥バレエ(鹿児島県鹿児島市)を主宰する白鳥見なみさん(70)のファイナルステージ「平家物語」が2009年11月21、22日、鹿児島市民文化ホールで上演された。鹿児島のバレエ界をけん引し続けた見なみさんは気迫のこもった踊りを披露、会場を埋めたファンらから大きく温かな拍手が送られた。
上演作は平安時代末期の平家の栄枯盛衰を描いた白鳥バレエの代表的なオリジナル作品。1990年の文化庁芸術祭に参加し、高い評価を受けた。見なみさんは「私の作品の集大成」と位置付け、バレエ団創設60周年記念と現役最後を飾る演目に選んだ。
全3幕のステージは華麗に展開する歴史絵巻。平清盛の娘で主役の建礼門院徳子を2幕まで長女の白鳥五十鈴さんが務めた。見なみさんはバトンタッチする格好で3幕目に登場。最後は母子が共演するシーンで締めくくった。
ステージには東京で活躍するトップダンサーらも駆けつけて出演。日本文化と西洋のクラッシックバレエを融合させてあでやかに表現し、花を添えた。(南日本新聞)