長島大陸市場食堂

世界に誇る長島の「鰤王」。そのウマさを存分に楽しむ

2021/12/6 10:00
正月料理に欠かせない、出世魚・ブリ。魚偏に「師」と書くのは「師走においしくなる魚」だからという説もある。東町漁協(長島町)の養殖ブリ「鰤王」は、生産量日本一。程よい海水温と潮の流れが、おいしいブリを育む。

長島大陸市場食堂

水揚げされた東町漁協の養殖ブリ「鰤王」



長島大陸市場食堂

山下さんは幼少から祖父を手伝い、高校卒業後、漁師へ。鰤王のほか、「むじょかさば」の養殖にも力を入れる


「食べた人には絶対、おいしいと言ってもらえている」と、生産者の山下泰士さん。ブリがのびのび泳げる環境づくりに気を配る。エサのやり過ぎにも注意が必要。人間同様、太りすぎると病気になりやすい。「わが子の成長を見ているようなもの。出荷の時は、お嫁に出すみたいで少しさびしい」と海を眺める。

そんな「鰤王」や長島の幸が堪能できる場所が「長島大陸市場食堂」。休日となれば、多くの観光客がやって来る。

長島大陸市場食堂

食事時となれば、観光客でにぎわう長島大陸市場食堂



長島大陸市場食堂

鰤王の魅力を丸ごと味わえる鰤王定食。ブリのあら煮は骨までやわらかい


食堂の名物は「鰤王定食」(1,200円)。刺し身にあら煮、みそ汁と、鰤王を存分に楽しめる。

「鰤王が購入できる店がほしい」との要望に応え、昨(2020)年、食堂横に直売所が誕生した。

長島大陸市場食堂

食堂横の直売所



長島大陸市場食堂

鰤王の刺し身も直売所でゲットできる


鰤王の切り身、加工品などが並ぶ。前日までの予約で刺し盛りも購入可能。店内には近海で捕れた魚のほか、水産加工品、長島町で生産された農産物加工品なども販売している。

長島大陸市場食堂

直売所では加工品も販売。食堂で人気のあら煮もお土産に



長島大陸市場食堂

長島大陸市場食堂



出水郡長島町諸浦1285

営/11:00~14:00(L.O.13:30)
休/水曜

※情報は記事公開日現在のものです。

※料金など、店舗にてご確認ください。



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