
スフレチーズケーキ「豆乳チーズズコット」は看板商品
「県外からも、これだけを買いに来る客がいる」という人気商品がスフレチーズケーキ「豆乳チーズズコット」。クリームチーズや無調整豆乳、小麦粉などを、きめ細かなメレンゲと合わせた生地を80分かけて湯煎焼きした。ふわふわ感を追求し、上品で繊細な味に仕上がっている。

看板商品のチーズズコットや木綿豆腐。ズコットは5月までの季節限定で、グリーンメロンと完熟バナナのタイプも作っている
口に含むと溶けるようにシュワッと消える。植物性の豆乳ならではのすっきり感で、優しい甘みが喉にすっと染みていくような感覚だ。帽子のような形も愛らしく、5号(直径15cm)で1,500円。「県産の卵など安心安全な食材を使っている」と麻ごころの福木敦子さんは話す。
元々は「マルフクストアー」として地元で愛されたスーパーだった。人口が減り、市町村合併で鹿児島市に編入されるなど、時代に合わせて店を変化させてきた。

菓子店「麻ごころ」と豆腐店「まる福」の看板が並ぶ店舗。元々は地域のスーパーだった
今は、スイーツのほかにスーパー時代から人気だった「吉田のおいしい水を使った豆腐」が並ぶ。夫の堅悟さん手作りの一品だ。「麻ごころ」も、豆乳を利用してお菓子を開発したのが始まりだった。昔ながらの硬めの木綿豆腐は1丁230円。寄せ豆腐やおからもある。豆腐だけを買いに来るお客さんもいるという。