坂之上製茶SABO

茶畑の中に隠れ家的カフェ。一番茶やジェラートを満喫

2024/5/9 11:00
標高約180メートル。初夏の爽やかな風が吹く鹿児島市松元地区の高台。青々とした葉がまぶしい茶畑の真ん中に、余計な装飾のないカフェがたたずむ。直木町の「坂之上製茶SABO」は、同地区のお茶をゆったりと満喫できる隠れ家的なスポットだ。

坂之上製茶SABO

店内のどの座席からも茶畑を眺められる。抹茶のアフォガード450円(右下)と春限定の和み最中ジェラート500円(左下)は暑い日におすすめ


隣接する坂之上製茶が2024年3月にオープンさせた。さえみどり、あさのか、ゆたかみどりなど10種を、煎茶や抹茶、ほうじ茶にして味わえる。いずれも一番茶だけを使うこだわりよう。抹茶ラテやジェラートもあり、お茶の楽しみ方が広がる。

坂之上製茶SABO

茶畑を眺めながら一番茶やジェラートを楽しめる



坂之上製茶SABO

左から、まつもと紅茶(アイス)、冷たい緑茶各400円。ほうじラテ(アイス)、抹茶ラテ(アイス)、ほうじラテ(ホット)各500円


店内は窓ガラスが大きく、テラス席や小さな庭もある。製茶工場から漂う香りも魅力。茶摘みやティーバッグ作りのワークショップも随時開催している。

坂之上製茶SABO

大きな窓の店内。テラス席や小さな庭もある


茶所として知られる松元地区は、標高150~200メートル。寒暖差が大きく霧も出て栽培に適している。今年は霜による被害が少なく生育は良好という。

市中心部のベッドタウンとして、同地区の松陽台や春山町はにぎわいがある。一方、直木町は人口減少が続き、地域唯一だった商店が昨年閉店した。「住民が会って立ち話をする場もなくなった」と坂之上社長。カフェ開店に「お茶を通して多くの人がふれあう、地域のオアシスのような場所になれば」と願いを込めた。

坂之上製茶SABO

茶畑の中に立つ


鹿児島市直木町2950

営/10:00~16:00
P/あり
休/日・月曜

※情報は記事公開日現在のものです。

※料金など、店舗にてご確認ください。



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