
とんかつが2枚のりボリュームたっぷりの「ボルガライス」
店主の池田圭佑さん(39)が、1993年の8・6水害まで30年近く鹿児島市新屋敷町にあった祖父・数雄さんの店の名前を引き継いで開いた。「実家に帰ってきたと思ってもらえるような料理を」と大衆食堂らしい内装と食べ応えのある和洋のメニューをそろえた。

店名通り角にある「かどや食堂」=鹿児島市下荒田4丁目
名物は桜島に見立てて考案した「ボルガライス」(1200円)。デミグラスソースがかかったオムライスに、とんかつが2枚のっている。来店客の約半数が注文する。甘辛く味付けした分厚いチャーシューに目玉焼きをのせた「チャーエッグ」(890円)も人気だ。店のコンセプトは「できたてのご飯を腹いっぱい食べてもらいたい」。ご飯は大盛り無料で、おかわりも1回まで無料になっている。

分厚いチャーシューに目玉焼きをのせた人気メニュー「チャーエッグ」