西郷どん湯

塩化物泉 炭酸水素塩泉

西郷隆盛ゆかりの温泉。近くには「日当山西郷どん村」も

2022/11/7 10:00

西郷どん湯

地下400メートルから湧き出る掛け流し温泉


家族湯を中心に約20カ所の銭湯がある日当山温泉は1293(永仁元)年に開湯し、県内で最も古い温泉の一つといわれます。

元湯と呼ばれる木房温泉は1825(文政8)年に発見され、昭和初期にはマムシにかまれた傷が治ったことから「マムシ湯」と呼ばれたそうです。西郷隆盛が温泉前の龍宝伝右エ門宅に宿泊して釣りや狩りを楽しみながら湯治をしたといわれ、1955(昭和30)年ごろからは「西郷どん湯」と銘打って公衆浴場を始めました。

西郷どん湯

当時は「元湯」と呼ばれていた



西郷どん湯

日当山西郷どん湯


開業当時4軒あった湯治場は現在は姿を消し、浴場前に休憩や素泊まりができる別棟があります。龍宝宅は近くの観光施設「日当山西郷どん村」の一角に「西郷どんの宿」として復元され、見学もできます。

西郷どん湯

日当山西郷どん村に復元された「西郷どんの宿」



西郷どん湯

西郷がわらじを編んでいたといわれる場所「西郷さんの崖」


そばには西郷がわらじを編んでいたといわれる場所「西郷さんの崖」もあります。また、1866(慶応2)年の寺田屋事件で負傷し、妻お龍と共に鹿児島を訪れた坂本龍馬も数日、日当山に滞在しており、この温泉で傷を癒やしたのかもしれません。

西郷どん湯

西郷どん湯の由来


霧島市隼人町内1462-2

営/立ち寄り入浴=6:00~21:00
料金/大人=250円、小学生=100円、小学生未満=無料
P/10台
休/第4月曜日
効能/神経痛、切り傷、やけどなど

※情報は記事公開日現在のものです。

※料金など、店舗にてご確認ください。



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