馬毛島の漁業基地=1958(昭和33)年■ピーク時は113世帯、528人が住む

2022/06/18 17:28
西之表市馬毛島のトビウオ漁漁船基地=1958年5月17日
西之表市馬毛島のトビウオ漁漁船基地=1958年5月17日
 米軍空母艦載機陸上離着陸訓練(FCLP)移転と自衛隊基地整備計画で注目を浴びる西之表市馬毛島。種子島の西方12キロに浮かぶ無人島だ。

 戦後、農業開拓団が入植し、ピーク時は113世帯、528人が住みサトウキビ栽培や酪農に携わっていた。トビウオ漁の前線基地でもあり、船だまり近くの小屋に漁師が移り住んだ。

 自然豊かな同島は、10世紀にマゲシカを狩った記録も残る。有人、無人を繰り返し、石油備蓄基地や無人宇宙往還機発着場、使用済み核燃料貯蔵施設などさまざまな用途が取りざたされた。

 10年、20年後はどのような姿になっているのだろうか。

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