ゲートをくぐると目前に巨大なロケットがそびえ立ち、入場者を驚かせ会場への期待を持たせる=1989(昭和64)年3月16日
H2ロケットの実物大模型が出迎えるのは、鹿児島市制100周年を記念する博覧会「サザンピア21」会場。「火山と未来」をテーマに、谷山1号用地で60日間にわたって開かれた。名称は英語のサウザン(南の)とユートピア(楽園)を組み合わせた。会場には13のパビリオンが並び、期間中、目標(75万人)を大幅に上回る88万人が訪れた。シンボルだったロケットの模型は、錦江湾公園に移されている。