太平洋望む発射台地=1965(昭和40)年3月■ミューロケット発射のため進む整備

2022/11/21 17:29
肝属郡内之浦町(現・肝付町)の東京大学鹿児島宇宙空間観測所。太平洋を望む人工衛星発射台地、整地作業は完了しコンクリート固めに移る作業が進められている=1965(昭和40)年3月15日
肝属郡内之浦町(現・肝付町)の東京大学鹿児島宇宙空間観測所。太平洋を望む人工衛星発射台地、整地作業は完了しコンクリート固めに移る作業が進められている=1965(昭和40)年3月15日
 人工衛星を搭載するミューロケット(4段式、長さ30メートル、総重量40トン超)発射のため、整備が進む肝付町内之浦のミュー台地。1962(昭和37)年から東京大学鹿児島宇宙空間観測所が使用してきたロケット実験場真下の丘を削り、コンクリート固めに移る作業が進められている。広さは3万平方メートル。太平洋を望む発射台地は当時、世界でもユニークとされた。中央に高さ40メートル、一辺10メートルの巨大な発射整備塔ができる。

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