全国初の五つ子が退院=1976(昭和51)年5月■男児2人、女児3人 見送りの2000人が拍手

2022/12/05 22:40
鹿児島市加治屋町の鹿児島市立病院で生まれた山下家の五つ子ちゃんが東京へ向け病院を出発。市民らが見送りし「お別れ会に人垣」=1976(昭和51)年5月12日
鹿児島市加治屋町の鹿児島市立病院で生まれた山下家の五つ子ちゃんが東京へ向け病院を出発。市民らが見送りし「お別れ会に人垣」=1976(昭和51)年5月12日
 日本で初めて元気に生まれた五つ子が、鹿児島市立病院を退院。病院や沿道には、見送りしようと集まった約2000人の人垣から拍手や歓声が沸いた。五つ子は男児2人、女児3人。山下頼充さん(当時33歳)の妻紀子さん(同27歳)=ともに鹿児島市出身=が里帰りし1月31日に出産。103日間を市立病院で過ごした。990〜1800グラムだった体重は、それぞれ2860〜4420グラムに成長した。市立病院は13人のプロジェクトチームで対応、後に新生児センターができる契機になった。

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