球史に残る名勝負=1974(昭和49)年8月17日■鹿児島実業高、県勢初の夏の甲子園4強

2022/12/05 23:04
気力で15回を投げ抜き、尾堂捕手と抱き合って喜ぶ定岡投手(右から2人目)と駆け寄るナイン=1974(昭和49)年8月17日
気力で15回を投げ抜き、尾堂捕手と抱き合って喜ぶ定岡投手(右から2人目)と駆け寄るナイン=1974(昭和49)年8月17日
 夏の全国高校野球大会準々決勝で延長15回、東海大相模高校を5-4で破り、抱き合って喜ぶ鹿児島実ナイン。鹿児島県勢として初めてベスト4に進出した。東海大相模は、原辰徳(現巨人監督)を擁する強打の優勝候補。鹿実は定岡正二投手が一人で投げ抜いた。3時間40分に及ぶ死闘は甲子園球史に残る名勝負とされた。定岡投手は、準決勝で手首を痛め途中降板、悲運のヒーローとなった。女子学生を中心に人気を集め、ドラフト会議で巨人に1位指名された。

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