噴石禍逃れ集団移転=1987(昭和62)年3月■桜島から鹿児島市の星ケ峯や紫原へ

2022/12/05 23:22
鹿児島市有村町で桜島南岳の噴石禍から逃れるための集団移転引っ越し作業がピーク。9世帯23人があす移転完了。星ケ峯団地の住民となる=1987(昭和62)年3月27日
鹿児島市有村町で桜島南岳の噴石禍から逃れるための集団移転引っ越し作業がピーク。9世帯23人があす移転完了。星ケ峯団地の住民となる=1987(昭和62)年3月27日
 桜島の噴石禍から逃れるため、鹿児島市有村町で集団移転がピークを迎えた。作業の手伝いをする残留組の心境は複雑な様子。全世帯の4割を超す22世帯51人が星ケ峯や紫原などへ引っ越した。集団移転は1984(昭和59)年7月、噴石が有村町を直撃したのが発端。このときは具体化しなかったが、翌年にも噴石被害に遭い23世帯が移転を希望していた。

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