鹿児島市の道路の塩舗装テスト。3カ月目のテスト結果は上々で自動車が通ってもほこりが抑えられる市道雀ケ宮-吉田線=1961(昭和36)年2月22日、鹿児島市吉野町の雀ケ宮バス停留所付近
土ぼこりを防ぐため、鹿児島県内で初めて道路の“塩舗装”テストが行われた。粘土、土砂(シラス)と塩を混ぜて路面にならし、水をまいてローラーで締め固めるやり方。工事費が安上がりで、生産過剰だった国内塩の需要開拓の狙いもあった。米国では早くから実用化され、日本でも東京、名古屋などでは試験済み。鹿児島市の市道3カ所で行われ、3カ月目のテスト結果は上々。ほこりの量は5分の1から10分の1に減ったという。