徹夜で時刻表書き換え=1961(昭和36)年10月■人力頼み、ダイヤ改正当日の午前中まで作業ずれ込む

2022/12/17 22:47
国鉄のダイヤ改正に合わせ、時刻表を書き換るペンキ屋さん=1961(昭和36)年10月1日、鹿児島市武町の西鹿児島駅(現・鹿児島中央駅)
国鉄のダイヤ改正に合わせ、時刻表を書き換るペンキ屋さん=1961(昭和36)年10月1日、鹿児島市武町の西鹿児島駅(現・鹿児島中央駅)
 国鉄のダイヤ改正に合わせて、西鹿児島駅(現・鹿児島中央駅)の時刻表を書き換えるペンキ屋さん。電光掲示の現在とは異なり、書き換えは人力に頼っていた。西駅では徹夜で作業が行われたが追いつかず、完成はダイヤ改正当日の午前中までずれこんだ。日曜日で通勤者がいなかったのは幸いだった。この時は全国4790駅で一斉に時刻表書き換えが行われ、費用は当時の金額で1億2000万円だったという。

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