姿消す街頭紙芝居=1958(昭和33)年3月■テレビ放送開始で状況が一変

2022/12/21 17:49
鹿児島市塩屋町(今の甲突町、城南町、錦江町付近)で紙芝居屋さんを見る子どもたち=1958(昭和33)年3月4日
鹿児島市塩屋町(今の甲突町、城南町、錦江町付近)で紙芝居屋さんを見る子どもたち=1958(昭和33)年3月4日
 鹿児島市の街角で行われていた紙芝居。自転車に駄菓子などを積み、人数が集まると語り始めた。子どもたちには“紙芝居のおじさん”と呼ばれ、人気があった。ところがテレビの放送が始まると、状況は一変。子どもたちはテレビがある電気店や理髪店の前につきっきり。特に漫画を流す夕方、紙芝居のお客さんは激減した。テレビの普及とともに、街頭の紙芝居屋さんは姿を消していった。

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