水は流れぬ恐怖の川=1973(昭和48)年6月■大雨が降ると土砂、岩石巻き込み豹変

2022/12/31 22:17
大きな岩が転がる野尻川は大雨が降ると土石流が発生する恐怖の川=1973(昭和48)年6月17日、鹿児島市野尻町
大きな岩が転がる野尻川は大雨が降ると土石流が発生する恐怖の川=1973(昭和48)年6月17日、鹿児島市野尻町
 大きな岩石がごろごろ転がる野尻川。土石流が発生する恐怖の川だ。桜島の中腹を源に海岸まで約4キロ、下流の幅は約35メートルある。普段、水は流れていないが、ひとたび大雨が降ると中腹の土砂、岩石を巻き込んで様相は豹変(ひょうへん)。雷鳴がとどろくようなごう音とともに、石がぶつかりながら流れ出してくるのだった。

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