終戦7年、にぎわい戻る天文館=1952(昭和27)年5月■電車が走り人々の往来も盛ん「国際都市への前奏曲」

2023/03/27 15:33
鹿児島市千日町の高島屋付近から天文館通電停方向を撮影=1952(昭和27)年5月
鹿児島市千日町の高島屋付近から天文館通電停方向を撮影=1952(昭和27)年5月
 終戦から7年近くたった鹿児島市の天文館付近。空襲で焼け野原となった市街地は市電が走り、人々の往来も盛ん。街はにぎわいを取り戻しつつある。当時の新聞は「鉄筋コンクリートの近代的建築が軒を連ねて建ち始め、港には貿易船の出入りが活発となり、市中には米国製タクシーが疾走するようになった。このにぎわいは、やがて訪れる国際都市への前奏曲ともいえる」と記す。

日間ランキング >