古い客車の各種表示板の盗難が相次ぐ、急行「高千穂」。つけてもすぐとられて、チョークでネーム表示している=1974(昭和49)年12月、鹿児島市中央町の西鹿児島駅(現在の鹿児島中央駅)
チョークで列車のネームが表示されている「高千穂」。本来は、合成樹脂状のプレートのはずだが…。時刻改正でプレート付きの古い客車が少なくなることを知っている鉄道ファンの仕業らしい。付けては盗まれる、いたちごっこという。中には、走行中トイレに週刊誌を持ち込み、トイレの窓から盗んで週刊誌に挟んで持ち帰る“猛者”もいたとか。行き過ぎたマニアはいつの時代にも。