お盆の乗客で混雑する鹿児島交通枕崎線(南薩鉄道)の伊集院駅ホーム。南薩鉄道は1984(昭和59)3月18日に全線廃止された=1954(昭和29)年8月14日、日置郡伊集院町徳重(現在の日置市伊集院町徳重)
盆に入り、乗降客でごった返す伊集院駅ホーム。この頃は南薩鉄道(伊集院-枕崎、49.6キロ)も乗り入れていた。当時の新聞によると、デフレの影響か、遠方からの乗客が例年より少なかった。それでもこの日、1万人前後が利用し、うち5000〜6000人が南鉄へ乗り換えた。バスを増発したが、積み残しもあったという。南鉄は1984(昭和59)年3月18日に全線廃止となった。