溶岩流想定し一斉放水=1984(昭和59)年1月■三宅島噴火の対応に倣い始めて実施

2023/03/27 16:29
鹿児島郡桜島町横山(現在の鹿児島市桜島横山町)の袴腰であった桜島火山爆発総合防災訓練。押し寄せる溶岩流を想定して熔岩グラウンドで放水訓練=1984(昭和59)年1月12日
鹿児島郡桜島町横山(現在の鹿児島市桜島横山町)の袴腰であった桜島火山爆発総合防災訓練。押し寄せる溶岩流を想定して熔岩グラウンドで放水訓練=1984(昭和59)年1月12日
 桜島が爆発し溶岩流が発生したと想定、鹿児島市桜島横山町の溶岩グラウンドで行われた放水訓練。1983(昭和58)年の三宅島(東京都)噴火の際、人家に迫った溶岩を冷却、流れを抑えたり変えようと放水したことに倣い、初めて実施。ポンプ3台で海水を約500メートル引き、11本のホースで一斉放水した。効果を疑問視する関係者も多かったが、「万策を尽くさねば」とみな真剣。

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