水確保も一苦労=1955(昭和30)年10月■井戸がなく、湧き水をくみに通う住民

2023/03/28 18:41
井戸もなく、住民約30戸が湧水へ水くみに通う=1955(昭和30)年10月13日、阿久根市大川鈴木段
井戸もなく、住民約30戸が湧水へ水くみに通う=1955(昭和30)年10月13日、阿久根市大川鈴木段
 井戸がなく、一つの湧き水を約30戸で使う阿久根市大川鈴木段の住民。坂道を上り下りして20、30分もかかり、体力の消耗が激しい。このころの市民の生活を数字で表すと自転車が1.8世帯に1台、医師は市民1200人に1人-など。山間部となるともっと厳しい。段々畑を肥料を担いで上るため、神経痛や婦人病を患う人が多かったという。

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