立憲民主党鹿児島県連の会合で謝辞を述べる尾辻朋実氏(左)=9日、鹿児島市真砂町
立憲民主党鹿児島県連は9日、参院選後初となる常任幹事会を鹿児島市で開いた。立民から推薦を受け、鹿児島選挙区に無所属で出馬して初当選した尾辻朋実氏(44)が訪れ冒頭にあいさつし、「虫の目になる」と抱負を語った。
尾辻氏は7月28日の任期満了で参院議員を勇退した自民前職の父・秀久氏に触れ「思いをつなぎ、いただいた時間を1分も無駄にせず頑張りたい」と述べた。当面は立民の会派などに所属せず活動する。
会は冒頭のみ公開。終了後に取材に応じた柳誠子県連代表によると、参院選を振り返り意見を交わした。衆参を通じ県内選挙区初の女性国会議員が誕生したことや、目標だった30万票を獲得できたことを評価する声がある一方、比例代表で票が伸び悩んだことが課題に挙がった。
柳代表は「尾辻氏を参議院に送り出した責任がある。有権者の声に応え、政策を実現するためにも連携を図りながら、活動を見守っていきたい」と話した。