〈資料写真〉尾辻朋実氏の紹介もされた連合鹿児島のメーデー県中央集会=4月29日、鹿児島市浜町のかんまちあ
連合鹿児島を柱に立憲民主、国民民主、社民の3党と県議会会派・県民連合でつくる野党系組織「5者会議」は28日、鹿児島市で会合を開いた。国民県連の三反園輝男代表代行は次期衆院選で県内選挙区への公認候補擁立を検討していると明らかにした。どの区かについては調整中とした上で「1〜4区全てを対象に検討する」と述べた。一方、立民県連の柳誠子代表は、1〜4区全てで候補擁立を目指す考えを示した。
関係者8人が出席した会合は非公開。三反園氏によると、昨年実施した公募に応じた複数人から現在、人選を進めている。「これまでも近い将来、候補者を立てる意向は示してきた。3年後の参院選ではなく、衆院選に出せるようにしたい」と説明したという。1、3区では立民所属の国会議員が活動しているが、「1、3区も除外せず、全区を対象に検討している」とした。
社民県連合の川路孝代表も「4区に擁立したい」と述べたという。県内全区への擁立に意欲を示した柳氏は「野党は候補の一本化を図らないと選挙を戦うのは難しいという意見もあった。今日の時点では、各政党が候補を出したい考えを述べ合った状況」とした。
会合では7月の参院選も総括した。