牛を散歩させる児童=霧島市横川
霧島市横川の「よこがわ牛援隊」の小学6年児童が11月27日、地区内の牛の繁殖農家で餌やりやブラッシングを体験した。
牛援隊は2022年に同市である全国和牛能力共進会に向け、飼育が盛んな横川の魅力を知ってもらおうと昨年発足。児童14人が同町上ノの森元畜産などを訪れ、牛の個体を判別する鼻紋採りをしたり、牛を畑で散歩させたりした。
横川総合支所では、県内の黒毛和牛飼育頭数は33万頭で全国の約2割を占めることなどを学んだ。
横川小の井ノ上莉瑚さんは「牛の力が思ったより強かった」と驚いた様子。繁殖農家の森元宏樹さん(43)は「将来の選択肢に牛の世界を選ぶ子が1人でも出てくれたら」と期待した。