交配数ランキング
70年に及ぶ県産牛改良の歴史で、伝説の「スーパー種雄牛」がいる。金水9系の「金幸」は凍結精液が交配に23万6660回(2019年末時点)用いられ、18万2000頭の子を残した。
但馬系の「華春福」「神高福」も交配数は20万回を超える。金幸を含め3頭はいずれも県有の種雄牛で、凍結精液は原則、県外へは門外不出。
一方、民間の種雄牛の凍結精液は県外にも販売される。第6回大分大会で1席を獲得した「平茂勝」(さつま町の徳重和牛人工授精所)は、全国で約31万頭もの子が生まれ、県産牛の能力の高さを物語る。