１０月に開かれる全国和牛能力共進会（全共）鹿児島大会に向け、鹿屋市田崎町の肝属中央家畜市場入り口に２３日、開幕までの残り日数を知らせる電光掲示板がお目見えした。肝属地区は和牛飼養頭数が県内最多で、生産者だけでなく地域住民にもアピールし、地元開催の機運を高める狙い。

　ＪＡ鹿児島きもつきが設置した。掲示板は高さ２．５メートル、横３メートル。「がんばれ畜産王国　きもつき牛」との応援メッセージのほか、開催期間（１０月６～１０日）や大会マスコットが描かれている。

　除幕式が２３日あり、関係者約１５人が出席。下小野田寛代表理事組合長（６３）は「和牛日本一に向け農家と心を一つにして準備を進めている。地域全体で盛り上げてもらえればうれしい」と話した。