見頃となった川辺の田んぼアート=南九州市川辺町田部田
鹿児島県南九州市川辺町田部田の「田んぼアート」が見頃を迎え16日、見学やぐら(高さ9メートル)の開放が始まった。色の異なる稲で描いた市のキャラクター「お茶むらい」や、和牛フェスPRの黒牛が浮かび上がり、見物客の目を楽しませている。
先月25日の田植えから3週間。稲はすくすく育ち、約40アールのキャンバスに絵柄がくっきり。稲が成長するとますます鮮やかになる。手掛けた農事組合法人たべたのメンバーらは補修や草払いに余念がない。
枕崎市中央町の馬場義美さん(74)は「毎年楽しみにしている。ニュースを意識した絵柄も素晴らしい」と太鼓判。やぐらの開放は午前8時〜午後7時。田んぼを渡る風に涼を求めてはいかが。