寄港した護衛艦じんつう=29日、薩摩川内市の川内港
海上自衛隊の護衛艦じんつう(2000トン)が薩摩川内市の川内港に寄港し29日、特別公開された。1990年就役の歴史ある船。雨の中、全長109メートルの船体を約100人が見学し、ミサイル発射装置など装備の説明を受けた。
広報活動と乗員の休暇が目的。昨年8月から艦長を務める針原寛幸2佐(42)は薩摩川内市出身。「生まれ育った街に戻れてうれしい。護衛艦や自衛隊に関心を寄せてほしい」とPRした。
鹿児島県内でのお披露目は2019年の志布志市の志布志港以来。霧島市の舞鶴中学校3年、井上颯真さん(14)は「詳しい説明を聞けてうれしい。操縦室がかっこよかった」。30日朝に出港する。