落雷が原因? 側溝200メートル、2メートル間隔で90カ所壊れる 鹿児島・垂水市

2021/08/21 07:43
 垂水市中俣の農道で20日、側溝が約200メートルにわたって少なくとも約90カ所損壊しているのが見つかった。市は同日早朝の落雷が原因とみている。

 現場は畑が広がる高台。近くの農業榎園一徳さん(78)が午前6時すぎ、幅約30センチの側溝のふたや、2メートルおきにある側溝のつなぎ目が10~20センチ破損しているのを発見した。

 榎園さんは「午前5時に雷の爆音が聞こえた。見に行くと、10センチほどのかけらがたくさん飛び散っていてびっくりした」。19日夕方に付近を通った際は異常はなかったという。

 市の担当者は「破損の箇所が多く、雷以外に考えられない。落雷が側溝内を補強する針金を伝ったのだろうか」と推測する。

 日本気象協会によると、20日は明け方から朝にかけて県本土の広い範囲で落雷があった。雷の観測・調査会社「フランクリン・ジャパン」(相模原市)は垂水市中俣と市木周辺で午前5時ごろ、4回の落雷を確認した。

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