唐揚げの自動販売機と福崎和士さん=鹿屋市寿2丁目
鹿屋市寿2丁目の唐揚げ専門店「かぼちゃのたね」の店舗前に、唐揚げの自動販売機が登場した。同店が作る唐揚げをいつでも購入できる。一般社団法人日本唐揚協会(東京)は「専門店直営の自販機は聞いたことがない」としている。
新型コロナウイルス下で人との接触をなくして買い物できるようにする目的。定番商品の「特製」と「たれツケ」(各1枚250円)、自販機限定の「砂肝」(500円)を販売する。
店主の福崎和士さん(54)によると、売り上げはコロナ前より2割ほど減っており、新しいサービスを考えた。日中作って真空パックした唐揚げを自販機で冷蔵保存し、毎日補充する。消費期限は3カ月。
「レンジで1分温めるか、トースターで約2分焼くとおいしい」と福崎さん。「人とあまり接触したくないという声をよく聞く。安心しておいしいものを楽しんでほしい」と呼び掛けた。