桜島大根コンクール=1959(昭和34)年■観光宣伝にも活用されてきた“お化け大根”

2022/06/19 17:31
観光宣伝用の桜島大根コンクールでずらりと並ぶ桜島大根==1959年、鹿児島市易居町
観光宣伝用の桜島大根コンクールでずらりと並ぶ桜島大根==1959年、鹿児島市易居町
 世界一大きいとギネス認定された桜島大根は、言わずと知れた鹿児島の特産品。1800年初め頃の薩摩藩文書にも記載がある。きめが細かく甘みがある味に加え、重さ30キロ超えもある“お化け大根”は、観光宣伝にも活用されてきた。

 1959(昭和34)年には、鹿児島市観光協会が初めて賞金付きコンクールを開いた。大きさを中心に形や重さを競う。この頃、宣伝用より実用向きが主流となったからか、小ぶりになっていたからという。ちなみに特選(1個)の賞金は2000円だった。

 その後、旧桜島町が2001年に「ギネスに挑戦」をうたい文句にコンテストを開始、今も引き継がれている。 

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