本駅化が進む西鹿児島駅=1959(昭和34)年■シンボルの三角屋根が印象的

2022/07/20 13:21
鹿児島市の玄関口となる本駅化に向けて工事が進む鹿児島市中央町の西鹿児島駅(今の鹿児島中央駅)=1959年
鹿児島市の玄関口となる本駅化に向けて工事が進む鹿児島市中央町の西鹿児島駅(今の鹿児島中央駅)=1959年
 周囲は広々とし、大きな建物もない。シンボルの三角屋根が印象的だ。1959(昭和34)年の風景。西鹿児島駅の本駅化へ向けて準備が進んでいる頃だ。

 当時はまだ、鹿児島駅が本駅だった。鹿児島市の中央部にある西駅本駅化の話は、以前から取りざたされていたが、反対運動が激しく、すんなりとはいかなかった。

 前身は13(大正2)年に開業した「武駅」。周囲は田んぼばかりだったという。27(昭和2)年に名称が変わった。67年から「本駅」となり、その年に誕生した特急「有明」の終着駅となった。

 2004年の九州新幹線開業を控え、三角屋根の駅舎は解体。「鹿児島中央駅」と改称された陸の玄関口は、飛躍的な発展を遂げている。

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