離島から“半島”へ=1974(昭和49)年4月9日■阿久根と長島を結ぶ黒之瀬戸大橋が完成

2022/12/05 23:10
阿久根市と東町(現・長島町)を結ぶ長さ502メートル、幅6.5メートルの黒之瀬戸大橋が開通。渡り初めをする地元の人々=1974(昭和49)年4月9日
阿久根市と東町(現・長島町)を結ぶ長さ502メートル、幅6.5メートルの黒之瀬戸大橋が開通。渡り初めをする地元の人々=1974(昭和49)年4月9日
 阿久根市と長島町を結ぶ黒之瀬戸大橋が完成、両側からそれぞれ大勢の住民が渡り初めをし「長島半島」の誕生を祝った。ようやく実現した“自由往来”。特にフェリーが唯一の本土とのかけ橋だった長島町民の笑顔が印象的だった。大橋は2車線、幅6.5メートル、長さ502メートルで総工費18億5000万円。日本3急流の一つといわれる黒之瀬戸の渦が見られる北薩の観光名所ともなった。通行料は普通車600円、小型車400円だったが17年目に無料となった。

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