「夢に向かって目標を立てて」と語る鶴岡慎也さん=肝付町新富の高山小学校
鹿児島県肝付町出身の元プロ野球選手、(41)が、母校の高山小学校で「夢をつかみ取れ、努力の先に」と題して講演した。全校児童474人に、目標を立てることの大切さや、達成に向けた心構えを説いた。14日あった創立150周年記念式典の一環。
鶴岡さんはプロ選手を志した小学生の頃、自身に「毎日素振り100本」を課したエピソードを紹介。「夢に近づくため自分との約束を守った」と話した。
高校卒業後にプロ入りがかなわなかった過去を振り返り、「きつい時は必ずある。新しい目標を見つけ、歯を食いしばって乗り越えて」と強調。引退後はプロ野球指導者になって優勝することを目指していると明かし「年齢を重ねても、みんなと同じように夢を持ち続けている」と語りかけた。
6年の上松優心君は「歴史の先生になりたいので、今日から宿題以外の勉強も頑張っていきたい」と意気込んだ。