鹿児島湾にマッコウクジラの群れ 2004年以来、複数の目撃情報 海保「航行に注意を」

2023/06/14 21:42
潮を吹くマッコウクジラ=13日、鹿児島湾(射手園芽さん提供)
潮を吹くマッコウクジラ=13日、鹿児島湾(射手園芽さん提供)
 鹿児島湾で12〜14日、複数頭で泳ぐクジラの目撃情報が鹿児島海上保安部などに相次いだ。マッコウクジラとみられ、喜入沖と垂水港沖の間で目撃が多い。同海保は航行する船舶に注意を呼びかけている。

 鹿児島市のかごしま水族館には、最大7頭の群れの情報が寄せられた。鹿児島湾内でのマッコウクジラの目撃は珍しく、2004年以来という。13日に潮を吹く様子を撮影した南九州市の水中写真家、射手園芽さん(30)は「湾内で初めて見た」と話す。

 同海保によると、12〜14日のクジラの目撃情報は5件。種類は判別できていないが、2〜4頭の群れだった。交通課航行安全係の宮田蓮さん(23)は「船舶はクジラがいると意識して、より見張りを厳重にしてほしい」と注意を促した。

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