18日午後2時20分ごろ、鹿児島県薩摩川内市中甑島沖を航行していた同市所有の観光船「かのこ」(19トン、19.2メートル)の船長から「船から煙が出た。乗員乗客11人が乗っている」と118番があった。
第10管区海上保安本部や同市によると、左舷エンジン付近から煙が上がり、約10分後に乗員が消火器で消し止めた。発生から約40分後、駆け付けた旅客船によって11人は救助された。けがはなかった。
油の流出は確認されていない。市によると、船は甑島周辺をクルージングするため、中甑港を午後2時ごろ出港。午後3時ごろ戻る予定だった。かのこは火災の影響でしばらく運休する。