女児が通っていた興教寺保育園=姶良市西餅田
鹿児島県姶良市の認可保育所「興教寺保育園」で4月、6カ月の女児がすりおろしたリンゴを食べた後に急変し、その後死亡したことを受け、市が設置した検証委員会の第4回会合が28日あった。女児の遺族と代理人弁護士が出席。関係者によると遺族側は、救急搬送後に医師が女児の気管から取り除いた7、8ミリ程度の固形物の写真や、女児の容体が記されたカルテの一部を提出した。
カルテによると、気管から回収した固形物が何かは、医師は断定していない。「挿管時に声門周囲に食物残渣(リンゴ?)が確認された」や「気管支ファイバーで1~2センチ大の構造物摘出」といった記述があった。
市によると、検証委は市役所で午後6時半から約3時間あった。委員5人が参加した。
園によると4月18日午後、女児にすりおろした生のリンゴを与えた後、あおむけに寝かせたところ急変、意識不明の重体となった。5月28日に死亡した。