米軍のオスプレイが29日午後、鹿児島県屋久島沖に墜落したとみられる事故で、屋久島漁業協同組合の鮫島洋一参事によると、墜落した海域にはシマアジの漁場がある。当時も同漁協所属の4〜5隻が漁をしており、うち1隻から「近くにオスプレイが落ちた」と連絡があった。現場は屋久島空港から東に約1キロ沖で、そのまま救助に向かった。鮫島参事は「想像もしていなかった。船に落ちず良かったが、一歩間違えれば大惨事だ」と話した。
目撃した漁師は「屋久島空港に着陸すると思って見ていたら、機体が横向きに2、3回回転し、その後オレンジ色の炎を出しながら海面に墜落した」と話した。海上は機体の破片が大小浮かび、油のにおいが充満しているという。