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鹿児島市街地で12日、野生のサルの目撃が相次ぎ、市役所に連絡が7件あった。市は、遭遇した場合には速やかに離れるとともに「秋にかけて庭木の柿やミカンの実が餌になることもある。収穫を忘れないで」と呼びかけている。
市生産流通課によると、午前8時ごろに上本町公園で最初の目撃情報があった。鹿児島地方裁判所(山下町)周辺や新上橋(新照院町など)、薬師1、2丁目と続き、午後2時までに星ケ峯1丁目と皇徳寺台3丁目でも目撃された。いずれも1匹で成獣とみられる。
人的被害はなかったが、数年前には同市で野生のサルの写真を撮ろうとした人がかみつかれる被害があったという。東龍太郎主幹は「野生動物を見たらすぐ逃げてほしい。餌になるものを軒先などに放置しないよう気をつけて」と話した。