志布志と大阪を結ぶ「さんふらわあさつま」(商船三井さんふらわあ提供)
鹿児島と大阪を結ぶフェリー「さんふらわあ」が10月1日、同航路に就航してから50年を迎える。運航する商船三井さんふらわあ(東京)は同日の運航便を50%オフとするほか船内レストランでの特別メニュー提供といった記念イベントで節目を祝う。
1974年10月、大阪-鹿児島に「さんふらわあ11」が就航し、77年1月から志布志港にも寄港を始めた。その後、現在の大阪-志布志となった。船の更新や社名変更を繰り返しながら、現在は「さつま」と「きりしま」のさんふらわあ2隻体制で運航する。
1日は、船室の等級にかかわらず旅客運賃の総額が半額となる。レストランのビュッフェでは、就航当時のメニューを参考にローストビーフやエビフライ、あんみつを用意。他にも船内イベントや記念乗船証、キーホルダーの配布がある。
同社旅客営業二部の行村隆平主任は「地域の支えがあり、50周年を迎えられた。これからも関西と南九州を結ぶ大動脈として、ともに航行を続けたい」と話した。