復刻した国鉄デザインバスを写真に収めるファンら=12日、鹿児島市のJR九州バス鹿児島支店
JR九州バスは12日、国鉄バスのデザインを復刻した新型車両の撮影会を鹿児島市の鹿児島支店で開いた。青と白の“国鉄カラー”や「動輪」「つばめ」といったシンボルマークに、県内外から集まったファンら約70人は夢中にシャッターを切っていた。
同市とさつま町を結ぶ北薩線(鹿児島-宮之城・郡山)が今年、開業77年の「喜寿」を迎えた記念として企画した。外装はもちろん内装も座席を当時の青色に統一。一方で、バリアフリーやUSBポートを設けるなど設備は最新だ。
同社の森部毅社長は「少しでも明るい話題を提供できればと思っていたが、こんなにたくさんの人が集まってくれるとは」とうれしい悲鳴。時代と設備は変わっても人気ぶりは変わらなかった。