一貫して戦争反対を訴える―2区・松崎真琴氏(66)共産 新

2024/10/21 13:00
 2003~19年に鹿児島県議を4期16年務めた。国政挑戦は19年参院選、前回の衆院2区に続き3度目となる。

 00年の鹿児島市議選に初めて出馬して以来、一貫して「戦争反対」を訴えてきた。西之表市馬毛島や奄美群島で進む自衛隊施設の整備、民間空港・港湾を自衛隊が平時に活用する特定利用の指定に危機感を強める。「鹿児島が出撃基地となって反撃の的になる。『攻められたらどうする』と国民に迫る前に、平和外交の努力をすべきだ」と政権を批判。石破茂首相が主張する自衛隊の憲法明記や「アジア版NATO」に対し、「戦争する国づくりを何としても食い止めたい」と力を込める。

 鹿児島大学在学時、学費値上げに反対する活動をきっかけに共産党入りした。「欧州のように大学や専門学校を無償に」というのが持論で、「まずは奨学金の返済額を半分に減らしたい」と語る。

 元小学校教諭。若者世代の政治への関心の低さを憂う。「頑張れば夢が実現できる社会でなくなったのは政治の責任。暮らしと政治は結びついている。一票の力で社会を変えよう」と投票を呼びかける。

 同居する孫たちにピアノを聞かせるのが癒やしの時間。

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