生活困窮者の声を生かす―2区・矢竹ゆかり氏(61)参政 新

2024/10/21 13:00
 政界を志すきっかけは新型コロナによる自粛期間に見た参政党の動画だった。「日本をこんなに好きな人たちがいるんだ」。感銘を受け4年前に入党した。「学歴も財産もキャリアも何もないところが強み」と、市民感覚を生かした政治改革に意欲を見せる。

 実家は北九州市のすし屋。親の借金返済のため理容美容学校を中退し家業を手伝ったが、いくら働いても生活は苦しかった。「だからこそ困窮者の声に人一倍共感できる」

 結婚を機に26歳で大分県に移住。生命保険の自営業を営む傍ら、子ども2人を育て上げた。連れ合いは15年前に他界。昨年5月から街頭活動に励み、1カ月に約12時間、生の声に耳を傾ける。

 国内でお金が回る仕組みづくりや減税、離島格差の解消を訴えの柱に据える。「島に暮らしてもらっていること自体が国防。安心して住み続けられる仕組みを作りたい」

 10月に立候補先が大分3区から鹿児島2区に変わった。初めて訪れた鹿児島は「ふるさとに帰ってきたような肌感覚」。桜島に「見守ってください」と手を合わせたという。ジョギングや手芸、神社巡りなど多趣味。「フットワークが軽いところが取りえです」とほほ笑む。

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