「国民が当たり前の生活を送れることが大事」として「生活保守」を掲げる。地方の課題に取り組みつつ、「高齢者や女性が安心して暮らせる世の中」への転換を訴える。
前々回は落選したが、直近3年間は3期目の現職として活動した。鹿児島県が全国で唯一実施していなかった全未就学児への医療費現物給付について、国の“罰則”がなくなったことを国会論戦で確認。県の来年度からの導入につながったとして、「現職で良かった」と振り返る。
立民の野田佳彦代表は松下政経塾の大先輩。9月の代表選で中道保守層への支持拡大を訴えた。推薦人に名を連ねた野間氏は「自分と考えが近い」と話す。「政経塾に入塾して最初にやったのが、当時県議選に出馬していた野田氏の応援。千葉まで駆け付けた」と思い出を語る。
慶応大学弁論部の活動や商社の仕事を通じて、政治を志すようになった。初出馬の際、既に妻と2人の子どもがいた。「迷惑をかけたが、ついてきてくれた」と感謝する。
これまで読んだ本で印象に残っているのは山岡荘八の「徳川家康」。戦国時代の日本にも外国勢力が影響を与えていたことに気付かされたという。